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巨大な経済都市、東京は、居ながらにして、世界のさまざまな音楽の試みを実感できる贅沢な都市である。次々と訪れる海外の歌劇場によるオペラ公演を支えているのは、いうまでもなく音楽に触れる喜びを享受するひとびとの存在である。聴衆に公演の感動を残して、風のように去る。この繰り返しを可能にすることが、東京の豊かさでもある。なにかが欠けているとしたら、さまざまな作品をつくりあげる過程に、東京に棲むひとびとが、深く関与してないことだろうか。新しい試みは、混沌から始まる。混沌から始まってかたちにつくりあげる過程を、身近な場所で立ち会っていくこと、その繰り返しによって、東京という空間に、たくさんの跡形が残り、肥沃な音楽の土壌がつくられていくのではないか。
世界を感動させるような試みを東京という場所でやってみる。東京にかかわりをもつ人々が、固唾を呑んでその試みに期待と興奮をわかちあえることができれば、音楽の楽しみもより深いものになるではないか。ずいぶんと昔のことになるが、小澤さんと長い時間、語り合った数々の言葉が、折にふれて、思い起こされる。
ホールも持たず、そんなことができるのだろうか。課題は数え切れないほどあって、今でも、難問は難問として残ったままである。それでも、「東京のオペラの森」という音楽祭は、4回目を迎える。過去、3回の試みについて、賛否があるのは当然である。ただ、新たな試みを形にして、世界に問うというメッセージを発する思いは、伝えていけるようになったのではないかと思う。
小澤さんと共有する思いが支えになるにしろ、東京で、このような形で新演出のオペラをつくりあげていく大変さは変わらない。それでも、「東京のオペラの森」という音楽祭が、従来の音楽界の枠組みを超えて、なにかを生み始めているのではないかと、それならば、関係者の多大な労苦も当たり前のことだと思う。
上野という西洋音楽が受容され、日本の西洋音楽の歴史をつくった場所で、この音楽祭が、次の発展につながるひとつの礎になることを願ってやまない。
そのためにも、東京という稀な都市空間で、生活し、働き、遊ぶ人々、あるいはそこを拠点として事業を行う企業とともに、この音楽祭を、楽しみや誇りを享受できる形に発展させていきたいと念願しています。
東京のオペラの森実行委員会 実行委員長 鈴木幸一
【主催】東京のオペラの森実行委員会/東京都/
【後援】オーストリア大使館/ロシア連邦大使館
【助成】社団法人企業メセナ協議会
【協力】東京文化会館/横須賀芸術劇場/全日本空輸株式会社
【協賛(50音順)】
潟Aイアイジェイテクノロジー/伊藤忠テクノソリューションズ/潟Cンターネットイニシアティブ/潟Cンテリジェンス/NTTコミュニケーションズ/劾TTデータ/沖電気工業/オリックス社会貢献基金/鹿島建設/コナミ/シスコシステムズ合同会社/清水建設/新光証券/住商情報システム/ソニー/第一生命保険(相)/大和証券SMBC/TIS/日興コーディアル証券/日商エレクトロニクス/日本ヒューレット・パッカード/野村ホールディングス/パナソニック ネットワークサービシズ/東日本電信電話/ひびき証券/富士通/潟xネフィット・ワン/且O井住友銀行/三井不動産/三菱地所/潟香[ン・スター・ジャパン・アクイジッションズ
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