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東京のオペラの森 2007 オペラ公演

指揮    リッカルド・ムーティ

(C)EMI Classics
リッカルド・ムーティ
オフィシャル・サイト
http://www.riccardomuti.com

ナポリ生まれ。サン・ピエトロ・ア・マイエッラ音楽院にてヴィンセンツォ・ヴィターレのもとでピアノを学び、優秀な成績で卒業した。その後、ミラノにあるジュゼッペ・ヴェルディ音楽院でブルーノ・ベッティネッリとアントニーノ・ヴォットに師事し、作曲と指揮で学位を取得した。1967年、ミラノでのグイド・カンテルリ国際指揮者コンクールにおいて、権威ある審査員たちから満場一致で優勝の栄誉を与えられ、批評家たちの注目を集めることとなる。

翌年には、フィレンツェ五月音楽祭(フィレンツェ歌劇場)の首席指揮者に任命され、1980年までその任を務めた。しかしながら、すでに1971年には、カラヤンに招かれてザルツブルク音楽祭に初登場。それ以来何度も出演を重ね、2001年には、この名誉あるオーストリアの音楽祭との素晴らしい芸術的コラボレーションが30周年を迎えた。1970年代には、オットー・クレンペラーの後を継いでロンドンのフィルハーモニア管弦楽団の首席指揮者(1972年から1982年)を務め、1980年から1992年までは、ユージン・オーマンディの後任としてフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督を務めた。

1986年から2005年までは、ミラノ・スカラ座の音楽監督として、モーツァルトのダ・ポンテ三部作やワーグナーの《リング》チクルスなどの重要なプロジェクトを手がけた。また、レパートリーである古典の名曲と平行して、演奏される機会の少ない作品や顧みられることのない作品も取り上げた。その中には、18世紀ナポリ楽派の作品やグルック、ケルビーニ、スポンティーニのオペラ、また最近のものでは、《カルメル会修道女の対話》の作曲家であるプーランクのオペラなどの秀逸な作品が含まれている。中でも《カルメル会修道女の対話》では、批評家たちから栄誉あるアビアティ賞を授与された。スカラ座の音楽監督として過ごした長い年月は、2004年12月7日、修復がなされたスカラ座の輝かしい再開を祝う、サリエリの《見出されたエウローパ》 の公演で最高潮に達した。これは1778年のスカラ座のこけら落としでも上演された作品である。

並はずれた経歴の中で、これまでに世界中の一流オーケストラのほとんどを指揮しており、その中にはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、フランス国立管弦楽団、そして当然ながら、とりわけ強く大切な絆で結ばれ、1971年以来ザルツブルク音楽祭で共演してきたウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が含まれている。ウィーン・フィルの創立150周年記念コンサートを指揮するために招かれた時には、特別な感謝と愛情の印としてオーケストラから「金の指輪」を贈られた。これは選ばれたごく少数の指揮者にしか与えられない栄誉である。

2003年4月には、フランスの国立ラジオ放送、France Musiqueが、「Journee Riccardo Muti」と題された番組を放送し、これまでに指揮をしてきたすべてのオーケストラとのオペラやコンサートの録音を14時間にわたって紹介した。また同じ年の12月14日には、待望の再建を果たしたヴェネツィアのフェニーチェ歌劇場のこけら落とし公演を指揮した。

2004年には、イタリア全土から応募した600人もの演奏家の中から国際委員会が選んだ若手演奏家で構成される“ルイジ・ケルビーニ”・ユース・オーケストラを設立した。 レコーディング活動も1970年代より幅広く行っており、内容は古典的な交響曲やオペラのレパートリーから20世紀のコンテンポラリー作品にまで及んでいる。また、録音作品は批評家から認められて数多くの賞を受賞している。

芸術家としての社会的、市民的な意識は、騒然としていた過去や現代の歴史を象徴する様々な場所でのコンサートによって示される。これは、ラヴェンナ音楽祭のプロジェクト“Le vie dell’ Amicizia”(友好の道)の一環として上演された諸作品との関連の中で実現したものであり、これまでにサラエヴォ(1997年)、ベイルート(1998年)、エルサレム(1999年)、モスクワ(2000年)、エレヴァンとイスタンブール(2001年)、ニューヨーク(2002年)、カイロ(2003年)、ダマスカス(2004年)、チュニジアのエルジェム(2005年)で、ミラノ・スカラ座の管弦楽団・合唱団、フィレンツェ歌劇場のオーケストラ・合唱団、そしてヨーロッパの主要オーケストラのトップ・プレイヤーたちで構成された“ミュージシャンズ・オブ・ヨーロッパ・ユナイテッド”などが参加して行われた。

授けられた栄誉は数知れず、イタリア共和国からはカバリエーレ大十字勲章、ミラノ市からはGran Madaglia d’Oro、ドイツ連邦共和国からは功労十字勲章を授与された。フランスではレジョン・ドヌール勲章を授章し、英国ではエリザベス女王からナイト爵(勲爵士)の称号が贈られた。ザルツブルクのモーツァルテウムからはモーツァルトの音楽への貢献に対して銀メダルを授与され、ウィーン宮廷楽団とウィーン国立歌劇場の名誉会員にも選ばれた。さらに、ロシアのプーチン大統領よりロシアの栄誉メダルが、イスラエルからはヴォルフ賞(芸術部門)が贈られた。また、イタリアをはじめ諸外国の数多くの大学から名誉学位を授与されている。

2006年1月27日には、ウィーン・フィルと共にモーツァルトの生誕250年を祝い、この模様はザルツブルクから世界にテレビ放映された。また、18世紀のナポリ楽派の作品を、ザルツブルク聖霊降臨音楽祭にて2007年5月より3年間、ケルビーニ・ユース・オーケストラとともに上演することが発表された。



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